今回は、2025年12月に開催された当社の「冬季安全大会」の様子をレポートします。
今回の安全大会では、現場で欠かせない「可搬式作業台」の正しい使用方法にスポットを当てました。会場には脚立、立馬(たちうま)、ステップキューブ、セトの4種類が展示されましたが、本記事では特に使用頻度の高い**「立馬」の安全な使い方**について、当日のデモンストレーション内容を振り返りながらご紹介します。
1. 使用前のチェックポイント:まずは「設置」から
立馬を使用する際、いきなり乗り込むのは大変危険です。まずは設置状況の確認が重要です。
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水平な場所に設置する [01:19] 四本の脚がすべて地面に接地しているか確認しましょう。斜めになっている場所や、片付いていない資材の上、開口部の蓋の上などに置くと、一点だけ浮いてガタつきが発生し、転倒の原因となります。
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ロックの確認 [01:57] 各部のロックが確実に掛かっているか、緩んでいる場所がないかを必ずチェックしてください。
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揺らして安定性を確認 [02:15] 使用前に軽く揺らしてみて、安定しているかどうかを最終確認してから作業を開始しましょう。
2. やってはいけない!立馬の禁止事項
安全大会では実演に加え、AIによるシミュレーション動画を用いて「間違った使い方をするとどうなるか」も解説されました。以下の行為は事故に繋がるため厳禁です。
【昇降時の注意】
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荷物を持ったまま昇降しない手が塞がった状態で昇降すると、バランスを崩した際に支えられず危険です。荷物は先に置いてから昇降しましょう。AIシミュレーションでは、荷物で視界が塞がれ、飛び降りるような形になってしまう危険性が示されました。[03:40]
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前向きに降りない [03:09] 降りる際は必ず梯子に向かって(後ろ向きで)降りてください。背を向けて降りようとすると、踏み外して落下する恐れがあります。
【作業中の禁止事項】
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背伸びやつま先立ちでの作業:高さに見合った立馬を選定しましょう。
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身を乗り出しての作業:重心が崩れ、転倒や落下の原因になります。
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天板での無理な動作:壁や物を「押す」「引く」動作はバランスを崩しやすいので避けましょう。
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天板の上でさらに台を使う:高さが足りないからといって、天板の上に別の台を置くのは禁止です。
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2人以上での使用:原則として1人で使用してください。
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天板に物を放置しない:つまずきや、物の落下の原因になります。
3. 安全への意識を高めるために
当社では、現場で働く皆様が毎日笑顔で無事に一日を終えられることを何より大切に考えています。今回の安全大会も、そのための意識を高める場として開催されました。
動画の最後には、少しほっこりする(?)「おまけの生成AI動画」も公開されました。なぜ安全大会に猫が登場するのか……気になった方はぜひ動画本編もチェックしてみてください! [05:27]
今後も安全第一で業務に取り組んでまいります。ご安全に!














