ここ数日、やっとというかついにというか、少~し気温が落ち着いてきた。
今年、都内で熱中症により救急搬送された人の人数は6月~9月の間だけでも8,300人を超え、過去最多であった昨年の7,990人を大きく上回ったらしい。9月に入ってもまだまだ暑い日はカウントされ、今後も増える要素が残っている。ちなみに全国的に見ると、5月~7月までで59,000人の人たちが運ばれたとのことである。恐ろしい数字だと思うのは決して間違いではないと思う。

我々の仕事は、この茹だるような暑さのもとでも屋外作業に従事し、体力を消耗しつつ仕事を片付けていく場面も多い。体感で40度を超える暑さの中で物を運び穴を掘り作業を進めていく。本当に大変な仕事だと思う。自身を守るためにはそれに備えた準備が何よりも肝要であるのは自明の理。その一助となる物に「空調服」がある。こいつは実際に身に着けてみるとそれなりの効果があるように感じるのだが、先日、空調服を着ないと言い張っている作業員と話をしていたところ「確かに少し心地は良くなるのだが、ずっと風にあたっていると風邪を引いてしまう」というコメントを聞かされた。なるほど、そんな体質の人もいるのか、と関心ばかりはしていられない。じゃあどうする?という話となった。

やはり基本に立ち返り行動習慣で予防して行くのがよりベターでベストなのだろうという話になった。十分な睡眠をとり、深酒をせず、朝食をしっかり食べて、水分・塩分を補給しながら、また休憩もこまめに挟んで、無理せず、周りと声を掛け合いながら、作業に当たる、というのが現時点での一番の防衛策なのだろうと。
熱中症は死に直結する恐ろしい症状である。作業慣れ等から、何処かで何かの行動習慣を省いてしまうかも知れない。常に自分を戒めておかないと!と考える夏の終わりである。

 

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