階高とは、建物各階の『高さ』のことで、ある階の床面から直上階の床面までの高さのことです。
階高は、垂直(立面)方向の基準線となります。表記には【SL(スラブライン)】と【FL(フロアライン)】があり、建物の用途によって使い分けられています。

①SL(スラブライン)
SLの『S(スラブ)』は、床のコンクリート面のことを指し表しており、構造的な床の天端レベルのことをいいます。基準のコンクリートスラブ面から、直上階のコンクリートスラブ面までの基準高さを示します。
主にマンション建設の躯体工事のときに使用されています。

 

②FL(フロアライン)
FLの『F(フロア)』は、床の仕上げ面のことを指し表しており、仕上げた床面の天端高さを指しています。
FL表記は、マンション建設で使用されるときと、ビルや学校、商業施設などの建設工事で使用されるときでは、示す位置が異なります。
マンション建設ではすべての配管・配線工事を、その住戸内にて施工を完結しなければならないので、仕上げ床とコンクリートの床面の間に空間をつくり、配管スペースを確保する必要があります。

このため、コンクリートの床面と仕上げ床では高さが異なることと、内装工事では仕上げ床面を高さの基準として寸法を設定して採寸した方が都合がよく施工しやすいため、マンション建設では『SL』と『FL』を躯体工事と内装工事で使い分けています。
これに対してビルや学校、商業施設などの建設工事では、コンクリートの床面に仕上げ材を直接貼って仕上げることが多いため、コンクリート面が仕上げ面となるため、躯体・内装工事ともに『FL』表記で統一して施工します。

当社では、自社作業員に対して技術向上教育として様々な講習、指導を実施しています。

 

自動墨出し器 ニコン・トリンブル RPT600

【漫画動画】マンガでわかる会社案内

作業員募集

東和コーポレーション お仕事のご依頼