建築現場の監督さんの数ある仕事のひとつに【施工写真の撮影業務】があります。
施工写真(工事写真)は、各工事の施工手順や進捗状況、経過を記録することで、建築工事の品質管理を徹底している証拠の資料としての役割があります。建築工事では完成後に隠れたり見えなくなってしまう部分(例:コンクリートの中の鉄筋、間仕切り壁の下地など)が多く、設計通りの資材や規格であるか、本数や間隔などが適切であるかを証明する資料を作成します。
また、建物に不具合やトラブルが発生したときに原因を特定する際の資料にもなります。建築・設備・電気の各工事で記録する必要があり、各工事の監督さんは工事の進捗に合わせて撮影しています。

施工写真の撮影は昔からある業務で、私も若い頃に設備工事の監督をしていたときに経験があります。
当時はまだ【デジタルカメラ】は無く、【フィルム式カメラ】を首に下げ【工事写真用黒板】を片手に現場の中を一日中グルグル回って撮影していました。フィルムを使い切ってから現像に出し、溜まった写真を現場作業が終わり職人さんが帰った後で必死に一枚ずつ写真を確認・整理していた記憶があります。
(どれだけ大変だっかのかは、ご年配の監督経験者に聞いてみてください。本当につらかった・・・(泣))

現在では【タブレット】などに専用のアプリをダウンロードして、撮影するだけで写真台帳が作成できる様になっており、また撮影後すぐに画像の確認もできます。技術の進歩には本当に驚かされます。それでも、現場の施工管理や職人さんへの指示、工程打合せなど、多忙な監督業務をこなしつつ、さらに施工写真も撮影しなければならない、となるとタイミング的に間に合わなかったり、取り忘れてしまう可能性もあります。

当社では、躯体工事の鉄筋配筋の施工写真撮影の代行業務を始めました。
人手不足や2024年問題など、建設業の課題を解消・解決するべく、これからも様々なことにチャレンジしていきます。『こうして欲しい』というご要望があれば、ぜひ当社へご連絡ください。

 

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