自動墨出し器と言われているニコン・トリンブルRPT600(建築設備墨出しシステム)を実際に現場で使用してきました。弊社で請け負っている都内某現場にて、インサート墨出し工事をRPT600を使用して作業。

デッキプレートの種類もフェロー、波板、フラットデッキと様々で、通常ならば3~4人で時間をかけて墨出しをしますが、このRPT600を使用すると1日あたりの墨出し箇所は約350~400発出す事が出来るんです。しかも操作は1人です。(慣れればもっと数こなせるみたいです…)

その仕組みは、予めインサート箇所が記してある図面データを付属のタブレット端末に取り込み、現地の鉄骨柱などに自動墨出し器をセット、自動墨出し器本体が自分がどこに位置にいるのかの認識は、手作業で二点のポイントを出すだけであとは自動で認識します。勿論、面倒な水平も自動でしてくれます。セットアップが完了すれば、あとはタブレット端末を用い、画面上に出てきたインサートのマークをタッチすれば、あっという間の秒速でRPT600からその位置にグリーンのレーザーが照射、その照射された箇所をマジックで記をするだけ。まさにレーザービームですね。

慣れるまでは時間がかかるかもしれないですが、いざ慣れてしまえばすごく簡単に墨出し作業が出来ます。今回は躯体工事の床面での作業ですが、RPT600は天井にも照射できるので、機器の吊り位置など内装工事にも使用する事が出来ます。このように、RPT600を使用しての墨出し作業は簡単=作業効率が飛躍的に上がるといったメリットがあります。
従来の現地で図面を見て細かな寸法を計算機で数えながらスケールを伸ばして行ったり来たりといった動作も無くなります。特にフェローデッキの墨出しは時間がかかりますよね…。

最新技術を使用した感想は、「とにかく早くて、らく」でした。
作業スピードは人によって違うものですが、最新技術は誰が扱っても一定の成果が出るのも魅力ですね。
この体感を一緒に感じてみませんか。

【お仕事紹介】インサート工事

 

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