近年では建築困難と思われていたデザイン性の高い建築物や、高さを競うように建てられるタワーなど、「建築困難」と思われていた建築物がどんどんと建てられています。
記憶に新しいのが、新国立競技場の最初のデザイン、ザハ・ハディド氏の宇宙船を思わせるようなフォルムです。流線形のまさに近未来を思わせるデザインでした。建築費が予算よりかなりオーバーし、「2,520億円」とも言われ頓挫しました。
約1,000億円ダウンの予算(1,569億円)で現在の新国立競技場が立てられました。

デザイン重視にすると昔では考えられなかった「構造がどうなっているの?」「構造計算上、問題ないの?」と思わず疑問を持ってしまう建築物が多くみられるようになりました。                                                                     その一つにアイスランドの首都レイキャヴィクの港に建つガラス張りの美しいコンサートホール&会議センターがあります。「光の巨匠」と呼ばれるデンマークを代表する建築家ヘニング・ラーセンの設計です。
ガラス張りの建物なら他にも幾らでも見ることが出来るのですが、この「ハルパ・レイキャヴィク・コンサートホール&会議センター」は、ハチの巣を模した外観をしており、2011年にオープンした文化複合施設で、1万枚もの窓ガラスを幾何学模様に組み合わせた斬新なデザインになっています。

アイスランドでよく見られる「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と言う玄武岩の形状をイメージしていると言われています。
「ハルパ」はアイスランド語で女性の名前や妖精、楽器のハープ、古い暦で「長い冬を終えた後の夏の始まりの日」を意味するそうです。一度ネット探してみて下さい。
夕闇の中で映る姿は幻想的な美しさがあり、写真で見ても美しい建物です。

 

 

作業員募集

東和コーポレーション お仕事のご依頼