皆さんは家で生活している上で防災には注意をされていますか?冬場などはストーブなどにより火災などが何件も起きています。空気が乾燥しており冬場というのは火が付きやすい環境なのもあると思います。

今回は防火の効果がある素材に関して話していこうと思います。戸建ての家だけでなく、マンションなどの大きな建物でも建設の段階から防火の効果がある素材を使用しています。これらの素材は、「防火材料」に分類されます。
建材屋やホームセンターの資材売り場などのカタログを見てみると3種類の防火に関しての言葉が出てきます。

・不燃材(不燃性)
・準不燃材(準不燃性)
・難燃材(難燃性)

といった言葉を聞いたことや見たことはありませんか?

でもこれらの言葉って、何か違いが大きくあったり、決まりがあったりするのか?ってよくわかりませんよね?
実はこれらの言葉はある決まりに応じて明記されています!

最初に、これら3つの言葉はどれも建築基準法では「防火材料」に分類されています。この「防火材料」をさらに3つに分類したものが先ほどの3つの言葉になります。
この定義は、国土交通大臣が認定しています。どれも物体そのものの温度は高くなるものの、発火が遅い等の特徴を有しています。
建築基準法に基づき、通常の火災による加熱(火が触れている状態)が起きている場合に下記の3つの要件を満たすのが条件です。

1. 燃焼しないこと
2. 防火上、有害な損傷(変形・溶接・亀裂など)を生じないこと
3. 避難上、有害な煙またはガスを発生しないこと

これら3つを満たした上で、この条件を満たせなくなるまでの加熱時間、つまり耐えられる時間によって変わってくるのです。

・不燃材料:20分間、満たせている
・準不燃材料:10分間、満たせている
・難燃材料:5分間、満たせている

この時間で分類されています。では、この防火として一番性能がよい「不燃材料」とは建設現場では、どのようなものがあるのでしょうか?
一番わかりやすいのでは、コンクリートやガラスなどが「不燃材料」になります。こうして考えるとマンションなどの建物は、20分間加熱されても構造として使われているコンクリートは形が変わったり、溶けて崩れたりはしないということですね!

その他、当社の現場作業でよく使うのが、ロックウールやグラスウールという資材です。これらは、ガラス繊維が入っている綿上のもので、配管などを通す為に開けていたスリーブ作業の後に配管との隙間を埋めるのに使ったりもします。配管の隙間などが何もしないで通っている状態ですと火災の際に火が隣の部屋などに移ってしまうのでそういう部分でも不燃材料を使っています。

防火材料とは、3つの言葉で分類されていますが、それらは条件を満たしている時間で決まっていることが分かったと思います。是非、商品を見る際やホームセンターに行った際には確認してみてはいかがでしょうか?

 

 

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