とある現場にて、『ピット内作業』をおこなうとのことで、安全パトロールを実施しました。
建設業でいう『ピット』とは、建物の基礎部分となる地中梁と地中梁の間にできた空間(スペース)のことをいい、日本家屋でいうところの『縁の下(床下)』部分になります。

ピット(Pit)は、日本語では『穴・竪穴、坑内』と翻訳されます。ピットには、地面(地中)からの湿気が居住スペースに直接上がらない様にする役割があります。また、ピット内に人が通れるスペースを確保することにより、敷地の外にある給水管やガス管、住戸内の排水管などを配管するスペースとしても活用します。

ピット内は基本『密閉された空間』であるため、入坑する前に注意しなければならないのが『酸素欠乏症対策』です。密閉された空間で、なおかつ湿気が多い場所では酸素が少なくなっている場合があります。これは、鉄の酸化(錆)や有機物(型枠などの木材等)の腐敗、微生物の呼吸等によって酸素が消費されてしまっている可能性があるからです。
この様な『酸素欠乏』の危険性のある場所で安全に作業をするために、様々な対策を講じる必要があります。次回の後編では、安全対策について説明します。

 

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